“PARTNER” JUNICHIRO KOUNO

自分の惚れた起業家が「素の自分」を認めてくれるなら、
ないものねだりをするより、自分が持てる最大限の価値を提供するほうがいい。
そう思えるようになりました。

自分の惚れた起業家が
「素の自分」を認めてくれるなら、
ないものねだりをするより、
自分が持てる最大限の価値を
提供するほうがいい。
そう思えるようになりました。

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PARTNER

2002年、株式会社ジャフコ入社。日本国内の未上場ベンチャー企業への投資活動及びファンドレイズ業務に従事。2008年、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社入社、現在に至る。その色の黒さと凶暴さから、業界では「外苑前の黒豹」の愛称で親しまれ、極度の人見知りゆえ単独行動を好む。「一人で出来るから」という理由で40歳を前に筋トレにはまり、日々ゴールドジムにてトレーニングに励む。解剖学や栄養学にも精通し、出資先起業家からトレーニング方法やサプリメンテーションの相談を受けることも多々。 日本に生まれ、幼少期のほとんどをベイエリア(横浜)で過ごす。

PROFILE JUNICHIRO KOUNO

一通の「挑戦状」から
VCの夢につながった

やりたいこともなく、悶々と就活をしていた自分に届いた一通の手紙。「挑戦状」と題された、とあるVCの会社案内を手にしたことが、すべての始まりでした。紙面上でVCのやりがいを熱く語る社員に惹かれ、VCに興味を持ちました。

憧れと期待を胸に、念願のVCとして出社した初日。デスクの上には大量のテレアポリストが積まれていました。僕が描いていたVCの姿とは、似ても似つかない日々の幕開け。上司から「仕事は自分で作れ」と言われ続け、地道に泥臭く 営業をする。当時は「なんでこんなことしなきゃいけないんだ!」と反発したくなるときもありました。今振り返ると、一件一件のアポを獲得する大変さを身を以て感じたことは本当に良かったです。

おかげで起業家と会う時間の貴重さを知ることができました。アポの時間を無駄にしないためにも、相手企業のことは徹底的に調べ上げ、提案資料も入念に作りました。忙しい起業家が、どうすればこっちに顔を向けてくれるのか。自分が相手に提供できるバリューは何なのか。頭と体をフル回転させました。それが今でも自分のVCとしての基礎になっています。

入社後、
3年間で実行できた
投資案件はゼロ

ITVへ転職したのは、2008年。前職で大阪への転勤が決まりかけていたときに、知り合いのITV社員から「一緒にやらないか?」と声をかけてもらったんです。あまりに熱心に誘ってくれたので、思い切って転職を決意。ただ、転職してからの3年間は本当に過酷でした。

同じVCでも、前職とITVでは勝手が違い、過去に築き上げた自分の投資スタイルは全く通用しなかった。ITVに入社してからの3年間で実際に投資できた案件はゼロでした。

起業家の素材の良さを、VCである僕がダメにしてしまう。それまでの自信や実績、経験、すべてをリセットされた気がしましたね。本当に辛かったけど、今振り返ると、貴重な3年間でした。

僕は自分で事業を立ち上げた経験がなく、それがずっとコンプレックスでした。事業経験者が多いITVに入社してからはなおさらです。ですが、ある起業家が「事業経験の有無なんてどうでもいい。河野さんみたいに起業家に全幅の信頼を寄せて、大きな愛で包んでくれるキャピタリストと共に歩みたい」と言ってくれて。

自分の惚れた起業家が「素の自分」を認めてくれるなら、ないものねだりをするより、自分が持てる最大限の価値を提供するほうがいい。そう思えるようになりました。

PHILOSOPHY OF JUNICHIRO KOUNO

起業家に求める
3つの要素

これまでに多くの起業家に出会いましたが、僕が起業家に求めることは「自尊心の高さ」「あらゆる物事から学ぶ力」「誠実さ」の3つです。

「自尊心」は、自分を肯定できる力。劣等感から生まれる「プライド」とは似て非なるものです。投資を受ける過程で批判されることが多くても、それを真摯に受け止め、自分の信念に従って突き進めるかどうか。

「あらゆる物事から学ぶ力」を持つ起業家は、絶対に伸びます。人から教えてもらうことを厭わず、何からでも学ぼうとする人は、学んだことを自分の一部に変えていけるから。

「誠実さ」が備わっている人は、良くないことが起きたときに、素直にVCを頼れる人です。「誠実さ」が欠けている起業家は、自分のピンチを周りに隠そうとする。嘘をつかれることは、VCとして一番悲しいので、その点はしっかり見極めるようにしています。

もちろん、起業家に求めるばかりではありません。相手に信用してもらうため、僕自身も真正面から向き合います。僕が担当になると、結構面倒くさいです。(笑)ただ、重箱の隅をつつくようなことはしません。自分たちの事業を起業家と一緒になって成功させる気持ちで挑んでいますから。

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